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長期連載1「男達のSKI〜始まりはいつも雨〜」

rain

僕は、背中に違和感を感じ、ふと後ろを振り返った

時は2017年2月、岩手県盛岡市は冬のまっただ中だった。僕はモーグルチーム「チームテンエイティ」の部長だ。だから「部長ナビ」なのだ。

僕のルーツはスキー、その中でもコブ斜面を滑る「モーグル」にある

今年、ゆっきーの春の耳の手術が回避され、家族でスキーに行く機会が出来た。「長期スキードラマ」として、「CROSS9の真実」が好評連載中だが、神は僕を歩かせることはしなかった

物語はいつだって突然に、そして、必然にやってくる

振り返った先には、いつもの見慣れた歩道が僕の目の前に広がる

そうだ。いつもの帰り道

でも、僕は何か胸騒ぎがした

こんな時は僕は空を見上げるんだ

 

盛岡の2月には珍しい、小粒の雨が僕の頬を伝う

 

風が急に強く吹いた

何かが、静かに動き出すのを僕は知らずに歩いていた

長期連載シリーズ「男達のSKI」第1回「始まりはいつも雨」

元々「部長ナビのページ」は、モーグルチームである「チームテンエイティ」の素人モーグル活動を面白おかしく書くHPだった

それで、人が自然に安比に集まり、僕に会いたいという光栄な人達がドンドンチーム入りし、数十人を数える一大モーグルチームとして岩手に君臨していた

ただ、部長である僕が下手くそで、エアも飛べない。それがまた読者の笑いを誘い、飛べば肩を脱臼、滑れば暴走で靱帯伸ばす、全てがブログネタになる素晴らしいモーグルチームというか、僕の滑りだった

僕のルーツ、それは間違いなくスキーだ

我が家では、マー坊が5年生、ゆっきーが2年生となり、何とか良い感じでスキーにも「いきたい」と言ってくれるようになった

ウチのモーグルチームはみんな家族持ち、子供持ちとなりとてもじゃないがコブを滑るなんて活動はできない感じだ

だから、子供達とファミリースキーを楽しむ、そんなチームに変貌した

でも、僕は、いまだに名機「テンエイティモーグル」を履き続け、長期スキードラマでも登場する「CROSS9」を履き続けている

僕のコブを滑りたいという希望、欲望、願望は決して消えていなかった。

しかし、「子供」がそれを許さなかった。だから、僕は「41歳にもなったし、そろそろモーグル板は卒業するか・・・」と思っていた

CROSS9は、今の僕の足には狭すぎると言う事もあり、新しいブーツを買うべく、マー坊と一緒に某スポーツ店に行った

車を降りると、不思議と「違和感」に僕は包まれた

それが果たしてなんなのか、よくわからずに僕は店に入った

 

盛岡に2月に降った「奇跡」にも近い雨、アレは何だったのだろうか?

 

僕はよくわからないまま、とりあえず「履ければいいや」的な感じで、安いブーツを買いに入店した

そうだ。

自分で自分の「スキー熱」という心の火を消して、僕は自分を偽った

仕方ない、子供のためだ。父親が犠牲になるのは当然だ。僕はそれを30歳から11年やってきた。マー坊は11歳。僕はスキーなど行っていない。あやかぜもスキーをするので、妻と子供を置いてスキーに自分だけ行くと言うことが僕には出来なかった

今まで11年もできたのだから、これからだって出来るはずさ

 

風が吹いた

 

僕は後ろを振り返る

雨は降っていない。もう止んだ

僕は違和感を消せないまま、吸い込まれるようにマー坊と店にに入っていくのだった

 

このドラマが壮大な物語になることなど、この時、誰も知るよしなど無い

全ては夜空に浮かぶ星だけが知っていた

 

〜次回予告〜

某スポーツ店で部長はどうなったのか?

マー坊の装備はどうなるのか?

まだまだ展開の見えない第2回は明日更新予定!続報を待て!

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