2017年度対話型アクティブラーニング公開授業終了!「対話」+「ICT」がもたらす、「校内無線LAN」「生徒・教員にiPad」が全て無い「教室環境後進県」岩手県の未来は「AirDrop」という工夫にある

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部長ナビの特殊な授業「対話型アクティブラーニング」のまとめです。 2016年度「対話型アクティブラーニング」活動報告、活動予定 ★5/12(外部参加者20名程度・県外2名) 外部

こんにちは。部長ナビ(@nabi_1080)です。対話型アクティブラーニングの世界へようこそ!

昨日、2017年6月26日に、2017年度の第1回対話型アクティブラーニング公開授業が無事に終了しましたので、お知らせします

当ブログは、どうやら教員の方が「アクティブラーニング」で検索して、ウチにたどり着き、そのまま、Apple製品のレビューに流れ、僕と同じ装備になる、と言う図式ができあがっているらしく、結構な数の教員の常連さんがいらっしゃるので、Apple製品の情報が乏しいオフシーズン(1月〜3月と、6月〜8月)については、教育系の記事もバンバンアップすることにしました

まず、基本。中教審の中間報告書から「アクティブラーニング」の文字が消え「対話」が鮮明に強調される

今までは、何でもかんでも「アクティブラーニング」でしたが、「アクティブ違い」の授業が多すぎるそうでして、それよりも分かりやすい「対話」が語句として強調されているようです。聞いた話なので、ハッキリ言えませんが、僕がやっている「対話型授業」がこれからのスタンダードになるので、前から言っている「対話しなければいけない」時代がすぐにやってきます

その中で、どうやって対話すれば良いのか、去年までは「ダイレクトに対話の事例を紹介する」という公開授業を行っていました

コレについては、かなり沢山の方にDVDを全国発送し(60枚程度)、それからやり取りする先生方もかなり増えました

しかし、今思うと、「対話事例」というのは、「個人の発問スキル」を紹介しているのと同じで、僕が本来目指している「若い先生にも使ってもらえるような、誰にでも出来る事例」とは遠いことを感じていました

僕がやると普通に出来るのはDVDの通りですが、それを見て、「やってみたけど、生徒が発言してくれない」という声が全国から聞こえたんです

うーん・・・。どうしたもんか・・・

それをずっと考えていました

今年で3年目の対話型アクティブラーニング公開授業、普通にやってもつまらない。何か、「進化」はないか?と探っていく中で見つけた「僕らしさ」

一昨年から始め、すでに、3本の論文が発表されている僕の授業法「対話型アクティブラーニング」ですが、昨年のDVDがかなり「完成された」対話の事例として世に出せるモノであると思っているんです

だから、同じことやってもつまらないなぁ・・・、と思っていたところで、色々な方面から話を聞いているウチに、とあることを思いつきました

それが、iPadを使った授業です

iPadを使うなんて、まさに僕にピッタリ

なんて素晴らしい授業なんだろう、と、自分で思いました

で、やり方を調べ、実践している先生に話を聞いて、リハーサルを行い、昨日の授業でやってみました

「校内無線LAN」「生徒一人1台iPad」「教員にiPad」、全てが「無い」岩手県でも、ICT活用授業は出来る。キーワードは「AirDrop」

良く、雑誌等で掲載されている「全国の先進事例」に載っているのが「一人1台iPad」、「教員にiPad貸与」、「教室内無線LAN完備」、「教室内電子黒板」、「プロジェクタが1教室に1台」、「Apple TVが装備され、簡単にiPadの画像を投影可能」というものです

これは、ごく一部の都会の話であって、岩手県の公立高校は60校程度ありますが、一切そういう設備はありません(多分)

一人1台、Windowsのノートパソコンが貸与されているだけで「うらやましい」と中学校の先生に言われます。高校教員は県職員なので、中学校、小学校の「市町村職員」とはちょっと所属が違うので、予算が違うのかもしれません。よくわかりませんが、岩手県はそういうレベルの設備で教育を行っています

んじゃ、諦めるのか?

岩手に生まれた生徒は、関東、関西の「設備満載の高校」に白旗を揚げるのか?

違います。昨日できました

そりゃ、設備はショボいし、手持ちのガジェット使ってますから、見劣りすると思うし、取材なんて来ないと思いますが、授業を受けている生徒の目は輝いていました。

ICTを活用することが岩手県でも出来る。校内無線LANなんて不要なんです(あれば便利だと思うけど、なくてもできたから)

生徒の解答が、プロジェクタに映された瞬間、後ろにいる先生方から「おお・・・。こんなことができるのか・・・」と驚きの声が上がり、次々と表示される生徒の解答に誰もが驚きました

そう、「AirDrop」で生徒から僕の10.5インチ iPad Proに画像を飛ばしたんです

写真アプリに表示された生徒一人一人の解答は、5000円も出して買ったHDMIアダプタを通じてプロジェクタに映され、黒板横の「白い壁」に次々と生徒の解答を映しました

僕は、写真アプリを横にスワイプしながら、生徒の解答に対して感想を述べたり、追加の説明を述べたり、そして、誤答に注目しました

いつも言ってますが「誤答は宝」なんです。正解の解答なんてつまらない。先生が書くのと、同じ解答を書かれても面白くもなんともない

オリジナリティに溢れる解答、表現が違うけど、言いたいことは分かる解答、完全に読み間違ってるけど、自分なりに一生懸命書いてきた解答

そういう解答をみんなで考える「きっかけ」を与えてくれるのが「誤答」なんです。先生は誤答を黒板に書くことはほとんどありません(たまにわざと間違って間違い探しすることはあるけどね)

だから、僕は誤答を書いてきた生徒を褒める

誤答は恥ずかしいことじゃない

そこから学ぶ事があるんです

誤答を褒めることにより、生徒は、より自分らしい解答を僕にぶつけるようになる。そして、その中から「何が正しいのか」を学ぼうとする姿勢を学ぶのです

板書させると、時間がかかり、誰が書くかを選ばなければならず、板書自体を消す必要もあり、正答を書いている生徒のノートを見ながら書く、と言ったことが起こります

しかし、ノートを撮影したAirDropは、生徒のノートがそのまま「色つき」で僕の10.5インチ iPad Proに送られてきます

コレをプロジェクタで大画面で映す

見学に来た教職大学院の先生方も「生徒が喜ぶと思います」と口々に感想を言ってくれました

自分の一生懸命書いた解答が、大画面で映され、間違っても先生が「誤答は宝」と褒めてくれる

そんな50分、とても楽しかったですね

生徒は真っ直ぐ、前を、僕を見ていてくれました

校内の先生方からも問い合わせ殺到、iPadとアダプタがあれば誰でも出来る

詳細は、後ほど論文になります(多分、来年)ので、そちらで詳しく書いてもらうことにしますが、ちなみに、メインで論文書いてくれている岩手大学の先生も、研究室のメインパソコンはiMacなんです

だから、AirDropは当然知ってる。その先生も「まさか、こんな風に使うとは・・・」とビックリしてました

そうです

Appleの純正教室アプリ「Classroom」は僕のやり方だといりません。あのアプリは教室内無線LANが前提ですので、岩手県では使えないんです(厳密に言うと、許可もらって、無線LANルーターを自前で持ってくればできないことは無いが、現実的ではない。県の規定で、無線LANルーターを教室内に設置をすることを禁止されているところもあるので、勝手にルーター持ってきてやるのは危険です)

iPadを持っている先生方は結構いて、やり方、アダプタ、線の構成をかなり聞かれました

「実習で使えそう」「作品を作らせたとき、コレ使うと写真でiPadに保存できるね」「私にも出来そう」

これです。僕はこの声が聞きたかった

「良い授業だけど、自分には出来ない」と言われる授業は、決して他人の参考にはならないと思ってきました。名人芸が良い公開授業になるとは限らないのです

でも、今回、10.5インチ iPad Proを使うことで、AirDropを使うことで、多くの先生に興味を持っていただくことが出来ました

生徒も楽しんで、自分の解答を僕に送ってくれました

詳細は、DVDを後で発送する準備をしますので、お待ちください。先進県の先生には「こんなのWi-Fiでやれば良いのに」って思うかもしれませんが、日本国内では、環境が整ってない県が多いはずですので、少なからず、参考になると思っています

10.5インチ iPad ProがBetter。9.7インチ iPad Proだと、大量のAirDropで「止まる」らしい

実は僕が10.5インチ iPad Proを、仙台のApple Storeに買いに行ったのは、公開授業のためでした

このために、新しいiPadを試したかった

で、結果は大成功

一緒に実践している先生にそれを伝えたところ、「9.7インチ iPad Proでは、大量の生徒からのAirDropが来ると、止まるんです」と教えてもらいました。だから、10.5インチ iPad Proのパワーは、授業で使うには最適と言うことなんです

僕は、すでに、10.5インチ iPad Proを「これからの授業」のために使っています。レビュー用に買ったんじゃ無いんです

おとなしく、控えめな「発言したいんだけど、出来ない」生徒に光が当たる

この方法は「ICT」と言われています

ICTは「information Communication Technology」の略で、「Communication」が入ります

だから、僕は、10.5インチ iPad Proを使って、生徒とCommunicationを取っていたのです

普段、発言が思うように出来ない生徒、自信が無い生徒、そういう生徒がウチの学校にはたくさんいます

でも、iPhoneで写真を撮って、AirDropで僕に送ることは出来る。昨日はそういう現象が教室全体で起きました

出席番号を解答の近くに書いて写真を撮るので、誰が送った写真かも、すぐに分かり、評価も簡単です

今まで影に隠れていた生徒に光が当たり、そういう生徒の解答が思わぬ授業の展開を呼ぶのです

全く環境の整っていない岩手県でもそれが出来ると証明できた、今年の公開授業。DVDと来年発表予定の論文の完成が楽しみでなりません

一人でも多くの生徒のために、そして、一人でも多くの先生方のために、そう思って3年間研究してきた対話型アクティブラーニングが、ICTと言う最強の相棒を得て、さらに進化したと大学の先生に評価いただくことが出来ました

授業に完成はありません

常に進化し続けなければいけない、それが授業なのです

その1つの「ヒント」を示すことができればと思っています

ちなみに、授業に「正解」はありません。だから、僕がやることが必ず正しいとは言いません。でも、これが「きっかけ」になる先生はいるかもしれません

そういう先生の元に届いて欲しい。そういう願いを込めて、50分、昨日やりきりました

今年は8月7日に第2回対話型アクティブラーニング発問塾も開催。大事なのはやはり教員の「発問力」

発問力はとても大切です

それにより、生徒の取り組みが変わってきます

生徒に「え?」を与える発問、それを鍛える場として発問塾を今年も開催します

模擬授業中心ですが、ICTの話もしますので、お気軽にお問い合わせください

昨年は県外の参加者が3名でしたが、今年はすでに2名から予約が入っております(広島、青森)

皆さんの熱い参加をお待ちしております

こんにちは。部長ナビ(@nabi_1080)です 上のチラシは大学の先生が作ったモノです。ま、僕の名前は去年の論文の記事や、その他チョコチョコと出ていたので、別に隠すことはねえか

全ては、生徒の「わかった!」「楽しい!」のために

 

僕たち、教員の出来ることはまだまだあるはず。さあ、今日も頑張ろう

 

教室で、生徒達が待っているから

 

教室で、今日もワクワクと笑顔が待っているから

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