部長ナビのページはApple製品のレビューを中心としたブログです。ドラマ仕立ての長期連載も見てね!

文科省が推し進める授業「アクティブラーニング」における僕の考察。果たして、生徒の「アクティブ」ってなんだ?〜時代はインタラクティブへ〜

--www.pakutaso.com-shared-img-thumb-MS251_kangaerukoushi

こんにちは。部長ナビ(@nabi_1080)です

皆さん、「アクティブラーニング」ってご存じですか?今、全ての小、中、高校、大学で行われている「授業法」なんです

皆さんにお子さんがいらっしゃる場合、学校で行われている授業は「アクティブラーニング」のはずです。今、文科省を中心に、県教委や市町村教委でもこのアクティブラーニングが広がっていくように活動しているところだと思います

僕の授業「対話型アクティブラーニング」は論文になって、学会に採択された(実践研究)

僕が普段やっている授業は「対話型アクティブラーニング」と大学の先生に名付けていただき、2016年、論文化され、学会に発表、採択されました

2017年の今年、共著論文第2弾が春に提出され、また、学会に採択していただけるように、今、詰めの作業をしているところです

https://nabi1080.com/edu/active/27369 こんにちは。部長ナビ(@nabi_1080)です。対話型アクティブラーニングの世界へようこそ! 僕が行

↑昨年学会誌に掲載された対話型アクティブラーニングの論文の表紙、1ページ目はこちらをどうぞ

なお、学会誌は、会費を払っている学会員しか閲覧できません。僕も抜粋を20部持っているだけで、基本的には学会員がネットで見る形です(一般の方はネットで閲覧は不可能だそうです)

では、「アクティブ」とは何か?

現在、多くの学校で行われている「アクティブラーニング」というのは、「机を合わせて、意見を出し合う」事を指していると思います

勘違いされている多くの場合、「生徒が行動している」ことを「アクティブ」と捉えている間違いがあります。知ってました?コレ?

生徒が話す、生徒が動く、コレはアクティブでしょうか?

「起立、気をつけ、おねがいします」

コレ、生徒が立って、姿勢を正して、声を出して、礼をしてますよね。コレ、アクティブですか?

ここを間違うと、アクティブラーニングはとんでもないことになります

文科省が言っているのは「今までの「一方的な教え込みの講義型授業」はやめよう」ということなんですね。グローバルな社会の中、偏差値だけが高くても、プレゼン能力がなければ、コミュニケーション能力がなければ、何にもなりません

逆に言うと「ペーパーテストで公式を覚えていて、何が有能なのか」ということです。

大学の先生が良く言うのは優秀と言われている大学生に「なぜ、この公式がこうなるのか?」と質問をしたとき「こう覚えろと教わったので、なぜかはわかりません」と答えるのが情けないと言うことです

その生徒は、偏差値は高いかもしれません。点数は取れるかもしれません。

しかし、先ほどの質問にあるとおり「なぜかを考えることすらせず、「教わってないので、考えません」と平気で言う」事が、正しい高校の教育なのでしょうか?

アクティブラーニングが叫ばれるようになって、だいぶ経ちましたが、先日、僕もコレと似たようなケースを経験しました。教育学部の現役の大学生が理由を「習ってないので知らない」と答えたのです

違う。考えてみようよ。君なりの意見が聞きたいんだ

そう言いかけてやめました

アクティブとは「頭がアクティブ」という意味

アクティブラーニングというのは、「いかに生徒の頭をアクティブにするか」という学習法です

ですから、実は、アクティブラーニングというのは、自宅でも先生ではなくてもできるんです

そう

発問1つで、生徒の頭はアクティブになります

では、ここで問題です

一般的なアクティブラーニングと呼ばれる「机を合わせて、生徒同士が意見を出し合う」時、生徒が、他の生徒に対して、「グループ全員の頭がアクティブになれる発問が出来る」でしょうか?

答を「YES」と答えた方は、相当優秀な高校を卒業されてます

僕が勤務する高校で「対話型アクティブラーニング」は生まれたわけですが、僕が勤務する高校は進学校では無く、限りなく数学が苦手で、嫌いで、できれば無くなって欲しい、中学校ではずっと寝ていた、そういう生徒達が集まる学校です

DVDをご覧になった方はおわかりだと思いますが、僕の授業で、寝る生徒はいません

みんなが発言します

机を合わせなくても、楽しいと言います

なぜか?

それは、「先生が発する発問で、生徒の頭がアクティブになる」からです

これは、これからの講演会などでも重要な「発問スキル」になるでしょう

文科省が次の学習として言っているのが「インタラクティブ」

次は、アクティブラーニングを進化させた「インタラクティブラーニング」を推進しようとしています

インタラクティブというのは「双方向」、即ち「対話」です。

僕がやっている対話型アクティブラーニングが論文として採択されたのは、この「インタラクティブ」を教室内に作り上げたというのも大きな理由なんだと思っています

机を合わせて、時間を計って、話し合わせて、ちょっと話せる生徒が全員の前で発表する

クラスの何人の頭が「アクティブ」なのでしょうか?

生徒同士でアクティブになれるほど優秀な高校が県内にいくつあるのでしょうか?

我々高校教員は、どういった高校に転勤するか、全くわかりませんので、教える技術としての「発問力」は、今後必要不可欠になってきます

インタラクティブであるためには、生徒や、講演会の参加者に必要なモノは「え?」です

この「え?」が人々を「思考の渦」に巻き込みます

即ち、インタラクティブラーニングのためには、「発問力」が必要で、その発問は「技術」であるので、伝達していく必要があるということです

僕は、自分の授業が論文化されたことで「効果があると思いますので、いかがでしょうか?」と言う事ができるようになりました

ですから、色んな所に行って、色んな先生を相手に、最初の発問でビックリさせたいですね

発問力が試される、授業、講演会の最初の一言

僕が、もし、進学校の教員だとして、1年生の担当、2次関数もある程度進んでいる、最大、最小と言った難しめの問題もまあまあクリアできる

その時、担当の先生が風邪で休んだ。代わりにその教室で教えなければならない

僕は、その教室に行き、挨拶をし、生徒が僕の一言を待っている瞬間、何を最初の一言として言うと思いますか?

風邪を引いた先生からは「総合的な演習しておいて」って言われたことにしましょう

2次関数です。高校生でもこの問題には答えられますよね。習ってますから。高校生の読者の方も考えてみてください

ある程度進度が進んでいるところに突然言って、最初の一言。これが「発問力」を試す場であり、これが生徒の「え?」を引き出し、そして「頭がアクティブ」になることを実感させられるチャンスなのです

僕の発問

「君たちは、今、2次関数を習っている。だいたい、範囲も終わった。では、聞こう。「関数じゃ無い」ってなんだ?」

多分、この質問を聞いて「は?」ってなるはずです

例題の通り問題を解いて、先生の言うことを聞いて、模試では高い偏差値を取っている生徒でも、答えられないでしょう

学力ってなんでしょうか?

僕が考える授業というのは「頭を使って、未知のモノに対し、自分なりに答を出して、意見を言う」場だと思っています

だって、教科書の通りやるんだったら、自宅のパソコンでネットで授業聞いても同じじゃ無いですか?

教室でライブで、複数名でやる意義は「他人の意見」にあるんです。自分とは違う意見、全く見方が異なる意見、それを聞いて「君はどう思うのか?」コレが大事です

これこそ「思考の渦」なわけですね

ぶっちゃけ、進学校だったら、計算は家でやってこいですよね。だって、自分で出来るんだから。そんなことよりも、その問題の裏に隠された構成や、数学的な意味、歴史、実世界での応用を学ぶ事により、初見の問題でも「習ってないからやらない」という進学校にありがちな「捨てる」行為が減るんです(前任校で、実際に体験してます)。チャレンジしようという心が芽生えます

色んな切り口で問題を見て、どうすれば、作題者の意図を読み取れるのか?何を聞かれているのか?それを考える「クセ」が、普段の授業で身につくのです

 

そう、教員の発問1つで、生徒の頭はアクティブになるのです

 

それを忘れてはいけません

例題の説明とか、公式の当てはめ方とか、「講義型」の授業を全部否定するわけではありません

ただ、1時間に最低1度は「アクティブ」な時間を作るべきです。

保護者にも出来る、アクティブタイム

保護者の方は簡単です。ウチでは保育園の時からやってます

「どうして、そう思ったの?教えて?」

これです。コレを言うことで、子供の頭はアクティブになります

否定したり、「正解!」と褒めると、そこで終わってしまいます。大事なのは「なぜそう思ったのか」を「言葉に出して説明する」ことです

それを小さい頃からやるクセを付ければ、行動するときにも「意味を考えて」行動することが出来るようになる「かも」しれません(絶対とは言わない)

だから、ウチの子供達は、小学2年生と5年生ですが、意見に対して、必ず理由を付けるようになりました

それが間違ってたり、矛盾していることも多々ありますが、大事なことは「理由をきちんと自分の口から言うこと」です。ここから、子供の「なぜ?」「どうして?」は発達すると思います

小学校の授業を参観する限り、小学校では、当たり前のように、「インタラクティブ」な授業が展開されています

しかし、自宅でも、簡単にできるんですよ。聞いてみてください。なんで、そう思ったのかを。そして、それが言えたら、褒めてあげてください。「スゴいね」って

たくさん喋って、ウザいかもしれませんが、その間、子供の頭は常にアクティブです。言葉が溢れる状況は決して悪くないと思います

後は、言い方とか、短くまとめてみよう(1分で話してみようか)とか、そういう「構成」のアドバイスをすると良いんじゃないですかね?

まとめ

今年、共著論文第2弾が出る、僕の授業、対話型アクティブラーニング

先ほど書いた「関数じゃ無い」と言うことは、僕の受け持ちクラス(数学が苦手な確率100%)全員が言えます

そうです。偏差値、関係ありません

中学校の成績、関係ありません。計算はちょっとアレですけど「考える頭を作る」事は、高校からでも十分可能なんです

だから、僕が思うのは、コレをもっと中学校や、他の高校にも広めていきたいと言うこと

 

全ては子供達の「わかった」のために

 

早く、教室のドアを開けて、授業をしたい

だって、そこには、「今日は、何を教えてくれるの?」ってワクワクした目で僕の授業を待っているたくさんの子供達がいるから

 

先生との出会いが、生徒を大きく変えることを現場で17年、毎年見てきました

「俺、中学の時、クソでした」そんな生徒が涙を流して高校の卒業式を迎える場面を山のように見てきました

 

この、対話型アクティブラーニングを、一人でも多くの、特に、若くて悩んでいる先生に伝えたい

僕の挑戦は、僕の教員人生は、これからが本番なのかもしれない

フォロー購読方法について >

関連記事もっと記事を読む >

  1. Home >
  2. 教育 >
  3. 対話型アクティブラーニング >