感動をありがとう〜高校野球県大会を終えて〜

岩手県の高校野球は、1回戦から全校応援あり

岩手県の高校野球県大会というのは、他県では珍しいみたいなのだが、「相手が強豪校の場合、1回戦から全校応援」である。
私の勤務校も、初戦から全校応援であったが、勝った回数は明記しないが、この記事を書いている今日の夕方の段階で、残念ながら負けてしまった
毎週、学級通信を出してます

ウチのクラスは、毎週金曜日(要するに、明日)3000~5000字の「学級通信」を毎週発行している。かれこれ10年以上、これを続けているが、打つことが得意で、こういう文章を書くのが好きなので全く苦にならずずっと続けてきた。
今回の記事では実際に私が高校野球が終わり、ウチのクラスにも3年生として最後の夏の大会を迎えた野球部のレギュラーがいるわけだが、応援生徒、応援団の生徒、吹奏楽部の生徒、そして、野球部の生徒、さらには保護者に向け、どんなことを書いたか紹介しよう
実際に配布する「学級通信」の本文より抜粋(やや修正あり)

~感動をありがとう~
先日、野球の試合がありました。野球というのは、他のクラブと比べて、1回戦から全校応援と言った「非常に注目される」競技です。一見、「ウチの部なんか誰も応援に来てくれない」と思う人もいるかもしれませんが、それは違います。「注目される」というのは「プレーに責任を持たなければならない」ということです。もし、野球部の生徒が、集中力の欠けた、散漫なプレーをしたり、相手を卑下するようなことを言ったり、バカにしたり、見下したり、そういうことをしたら、一般生徒、保護者、引率の先生、そして、校長先生はどう思うでしょうか?
学校の代表として、全校応援を受けてプレーするというのは、それだけ「見られるが故の責任」を伴うのです。もの凄いプレッシャーの中、「ウチは決して強い学校ではないので勝てない」と言われる中、少ない部員で一生懸命練習を重ね、初戦のあの戦い、見事でした。素晴らしい戦いでした。
先日の試合は、残念な結果となりましたが、最後まであきらめず、ボールに向かっていくその姿勢は感動を与えてくれました。負けていても絶対にあきらめられない「野球」という特殊なスポーツは、最後まで集中することを求められる厳しい競技です。皆さん、点差が付くとあきらめて適当なプレーをしたり、時間が過ぎるのをただ待ったり、そういうプレーはありませんか?私はバスケ部出身ですが、強豪相手であればそういうことが多くありました。走らない選手がいたり、やる気の無いプレーをしたり、そういうことが普通にありましたが、野球はそれは許されません。それが「野球」というスポーツなのです。
勝てば華やかですが、マズいプレーをすると本当に四方八方から叩かれます。そんなプレッシャーの中良くあんな素晴らしいプレーをしてくれました。
最後、試合が終わって、残念ながら負けてしまったわけですが、荷物を片付けるために移動していた野球部の3年生の生徒が、目を真っ赤にしながら、とってもじゃないけど、片付けをできるような精神状態じゃないときに、たまたま通りかかった私に対して、涙をぬぐって、笑顔で「こんにちは!」と元気にあいさつしてくれました。
3年間の思いと、負けた悔しさ、「もっとやれたんじゃないか」という思いが絶対にあると思います。でも、彼らは私に立派な「あいさつ」をしてくれました。どんな状況でも「大人へのあいさつを決して忘れない」というその姿、素晴らしい成長です。
まさに「部活動を通して、心が成長した」瞬間を目の当たりにしました。プレー以外でも沢山の感動をもらいました。校長も最後言っていましたが、選手はもちろん、応援選手についても、「誇りに思える」生徒達だと心から思いました。
 試合は負けましたが、沢山の「思い出」をもらいました。これで、進路に向けてよりいっそうみんなでまとまってガンバレる、そう思いました。負けた日の次の朝、SHRの時に野球部が前に出てあいさつをしましたね。「応援ありがとうございました。負けて、スイマセンでした」私は感動しました。とても素晴らしいことです。自然と拍手が出ました。涙が溢れる瞬間でした。この仕事をやっていて、こういう「生徒の成長を目の当たりにできる」ことは、とても嬉しく感動的で、頑張る原動力となるモノです。点数や合格者数なんて、ハッキリ言ってどうでも良いことです。「人間としての成長」これが一番大切なのです。その場面にいられた、言葉がしみこんで、生徒の心が育った、それが私は嬉しくてたまりません。
野球部の生徒は最後に応援してくれた生徒にお礼を言ってくれました。野球部の顧問の教員も、とにかく「応援に対するお礼」を朝会で職員に話していました。
「感謝の気持ちを忘れずに」ということは人生においても非常に重要なことです。それを高校3年間でしっかりと学んだ野球部を見習ってください。ウチのクラスにそういう生徒がいてくれるということは誇りに思えるし、これからの君たちの進路にとって絶対にプラスになるはずです。野球部を中心として、今後ますます素晴らしいクラスにしていきましょう。大丈夫、君たちならそれができる。だって、あんなに素晴らしい応援、プレーができたんだから。試合には負けたけど、沢山の収穫がありました。
みんな、本当に、最後の最後まで、立派でした。
今年も、感動をありがとう
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